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はたらく魔王さま! (3) (電撃コミックス)

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はたらく魔王さま!SS 真奥「恵美が最初からデレデレだったら」

776433.jpg

■注意!

・2ちゃんねるのSSです
・恵美が120%デレてます。

恵美「ずっと向かいのお店からあなたを観察していたの」

真奥「お、俺を!?」

恵美「最初はわからなかったわ……でもそのうち気づいたの」

恵美「いくら姿形は変わっても、そのフェロモンは隠せないわよ!」

真奥「まさか……勇者エミリアか!」

恵美「探したわよ、ダーリ……魔王!!」



恵美「あなたを放置しておけば世界はまた闇に閉ざされる! そうなる前にあなたを倒す!」ドン

真奥「うわっ、倒すって物理的にかよ! まて、エミリア! 話せばわかる!」

恵美「問答無用! 魔王覚悟!」チュー

真奥「うわっ、唇を近づかせるな!」

恵美「避けるな! おとなしくヤられなさい!!」チューチュー

真奥「ぎゃー!?(汗」


警官「で、君が真奥貞夫で、あなたが遊佐恵美さん? なんで往来であんな事を……」

恵美「この人を身も心も倒すためです」

警官「あのね、彼氏といちゃつきたいのはわかるけど、服まで脱いじゃだめだよ。家まで我慢するとかさ」

恵美「か、彼氏だなんて……別に私はこんな奴のことなんかなんとも思ってないわよ!」///

真奥「…………」←キスマークだらけ


警官から解放後……

恵美「今日はこれくらで勘弁してあげるわ」

真奥「助かる……で、貸してやった傘は?」

恵美(用が済んだら捨てていいんでしょ? 分解して捨ててやったわ)

恵美「げへへ、魔王の指紋つき傘とか返すもんですか。それに私の下半身すでに大雨なんだからこの傘は必要不可欠なのよ」

真奥「おい、心の中と言葉逆だぞ」

恵美「とにかく今日この時は無駄じゃなかった。あなたの住所と匂いは暗記したんだからね。あ、これは私の住所とメルアドね」

真奥「いや、いらないんだけど……」

恵美「いつでもかかってきなさい。あんたも明日から夜道には気をつける事ね!」ノシ

真奥(めんどくせぇ……)ノシ


翌朝……

恵美「久しぶりね、アルシエル!」

芦屋「ぎゃー勇者エミリア!?」

バン!!

恵美「ちょっと、いきなり悲鳴をあげてドア閉めることないでしょ?」ガチャガチャ

芦屋「ま、ま、ま、ま、魔王さま……ゆ、勇者が、悪魔が……」ガクブル

真奥「悪魔はお前だろ。くそ、やっぱり来やがったか」

恵美「ねえ、魔王もいるんでしょ? 開けなさいよ」ガチャガチャ

芦屋「ま、魔王さま?」

真奥「とりあえず様子をみよう。下手に追い返すと厄介だし、さりとて中にはいれられないからな」

恵美「ねえ、開けてよ。何もしないからさ~」ガチャガチャ

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャカ
゙チャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ


ガチャガチャガチャガチャガチャ……

真奥「……止まったか?」

芦屋「みたいですね……諦めて帰ったのでしょうか?」

真奥「わからん。ちょっと鍵穴から外を覗いてみる」

真奥「…………」ソー




恵美「…………」←向こうの鍵穴から覗いてる




真奥「」

恵美「……開けて♪」


恵美「ひっどい部屋」クンカクンカ

芦屋「……魔王さま、なんで入れたんです?」

真奥「仕方ないだろ……開けないと聖剣ぶっぱするっていうんだから」

恵美「それにしたってこんなところで二人で住んでるなんて……朝食も寂しいわね」

恵美「やはり男だけじゃだめね。家事ができる女の子が一人でもいれば変わるんでしょうけど」チラチラ

芦屋「魔王さま……」ガクブル

真奥「目を合わせるな、芦屋」ガクブル


真奥(とにかく話題を変えよう)

真奥「そういえばお前、仲間はいないのか?」

恵美「うるさいわね。本当は大神官と一緒にくるはずだったのよ。けど……」

…………

恵美「オルバ、早く! 早くいくわよ!」ムフー

オルバ「ま、待て……そんなに急がなくても……」ハァハァ

恵美(とろいわね、このハゲ……私は早く魔王を追いたいのに)

恵美(いや、そもそもこいついるかしら? 私一人でいった方がいろいろ都合よくない? その方が魔王一人じめできるし)

恵美(それにこいついつもいつもうるさいし、魔王との戦い邪魔するし、はげだし……よし、エメたちもみてないし)

オルバ「な、エミリア、なぜ剣を……ぎゃー」

…………

恵美「……ちょっといろいろあってね」

真奥「いろいろ……ですか」


恵美「なんか疲れたから今日のところは帰るわね」

恵美「でも勘違いしないでね。私はあなたをいつでも倒せるけどそれをやって力を使うと帰れなくなる。
それだけなんだから」

真奥「さっきドア壊すためだけに聖剣使おうとしてなかったか。
つかなんでそれを俺に?」

恵美「わ、私だけあなたの事情を知るのはフェアじゃないじゃない。
もう少し詳しく聞きたいなら話すけど?」///

真奥「いや、いいよ。あと照れなくてもいい」

恵美「それと私の日本での名前は遊佐恵美だから……あんたは真奥貞夫か」ガチャ

恵美「……フッ、素敵な名前ね」バン

芦屋「……魔王さまぁぁ!(涙」

真奥「泣くな、芦屋! 俺だって泣きたい!!」


マグロナルドにて……

真奥「いらっしゃいませー、店内でお召しあがりですか?」

恵美「うーん、店内でもいいけど外で」

真奥「テイクアウトですね。ご注文どうぞ」

恵美「真奥貞夫で」

真奥「……そういうのは」

恵美「単品で」

真奥「……話があるってことでいいんだよな?」

恵美「さあ、どうかしら。脇にずれて待ってるわね」ウィンク

真奥「…………」


真奥(昨日の場所まで来いか……嫌な予感しかしない)

千穂「真奥さん」

真奥「なに、ちーちゃん?」

千穂「今の女の人、誰です?」

真奥「え?」

千穂「お知り合いですか?」

真奥「ま、まあ腐れ縁みたいなもんかな」

千穂「…………」

千穂「美人さんでしたね♪」

真奥「え、あ、うん」

千穂「…………」

真奥「…………」


千穂「そういえば真奥さん、昨日の地震平気でしたか?」

真奥「別に何も。ルームメイトは大きい地震だと思ったみたいだけど」

千穂「…………」

千穂「ルームメイト?」

真奥「ああ、昔からの部下……いや、友達で」

千穂「…………」

千穂「彼女、ですか?」

真奥「いや、男だけど」

千穂「……良かった」

真奥「良かったって?」

千穂「いえ、なんでも」

千穂(男で良かった)



千穂(「あれ」の出番かと思ったよ)


バイトおわり……

真奥「で、話って何?」

恵美「あなた、エンテ・イスラを諦めて所帯を持つというのはどうかしら」

真奥「ごめん、意味がわからない」

恵美「このまま明るく楽しくここで生きていれば手はださないわ。
そのためにもまず所帯を持つのがいいと思うの」

恵美「相手がいないならその、相談に乗ってあげてもいいわよ」///

真奥「帰っていいかな?」


バキューン! バキューン!

恵美「なに、私と魔王の語らいを邪魔するこの銃撃は!?」 

真奥「恵美、伏せろ!」

恵美「きゃ!」

恵美(まままままま、魔王に押し倒された!?)///

恵美(そう……あなたもここで決着をつける気なのね。むしろこういう場所で決着をつけたいのね!)ムフー

恵美(勇者エミリアは逃げも隠れもしない! さあ、きなさい!)

真奥「おい、なに目を閉じて唇つきだしてんだ! あー、俺のデュラハン号がー!?」


真奥「なんとか逃げ切れたな。さて」

恵美「ちょっと、一人でどこいくのよ! この私の猛り具合をどうする気よ!」

真奥「よくわからんがお前は自分ち帰れよ。今度はもっと穏やかな時間と場所選べよ」ノシ

恵美「ちょっ……」

恵美「…………」

恵美「…………」ガサゴソ
っ財布

恵美「…………」ポイッ



恵美「と、泊めてもらえないかしら……財布、落としちゃって」

真奥「…………」


魔王城……

芦屋「ひぃぃぃ、勇者エミリア!?」ビクッ

真奥「気持ちはわかるがそんなに怯えるなよ」

真奥「かくかくしかじかで今日こいつ泊めてやってくれ」

恵美「まったく、魔王に借りを作るなんて屈辱だわ」wktk

真奥(顔がにやけてる……)

芦屋「くっ、魔王さまの命令とならば仕方ない……今回は特別だからな!」

真奥(冷蔵庫の後ろに隠れながらいってもなー)


芦屋「魔王さま、今日は近くで寝てもいいですか?(涙」

真奥「はいはい。ほら、恵美」

恵美「これは……まさか!?」

真奥「バスタオルだけど? あ、枕が欲しければそこの雑誌でも使ってくれ」

恵美「……これって魔王の?」

真奥「そうだが?」

恵美「…………」

恵美「…………」ジュルリ


恵美「あ、私が寝てるからって変なことしないでよね!」

真奥「しないから安心しろ」

恵美「…………」シュン

芦屋「むしろされる危険の方が高い……魔王さま、やはり勇者と一晩を共にするのは危険です」ヒソヒソ

真奥「分かってる。だが泊まらせなかったら泊まらせなかったで危険そうだし……」ヒソヒソ

芦屋「そうですが……見て下さい、あれを。毛布に包まりながらチラチラとこちらを見る目……獲物を狙う野獣の目です」ヒソヒソ

真奥「……交代で見張ろう」

恵美(ハァハァ……真奥に包まれてるみたい……毛布でこれなら本物はどれくらいなものか)


真奥(それにしても随分離れた位置に寝たな。てっきり隣に寝るとかいうと思ったが……)

芦屋「では最初は私が見張っておきます」ヒソヒソ

真奥「頼んだぞ。1時間したら交代しよう」ヒソヒソ


真奥「Zzz……」

芦屋(魔王さまは私が守る……ん?)

ムクッ……テクテクテク……ボスッ……ザーザー……ポイッ……


恵美「…………」

真奥「Zzz……」

恵美「…………」

恵美「…………」ニヤッ



チュンチュン


真奥「……む、朝か?」

真奥(なんか体が妙にだるいなぁ……)

真奥(あれ、芦屋も恵美もいない)

真奥「恵美は帰ったとして……芦屋はどこに?」

真奥「あ、メールきてる」

佐々木千穂・156件


警察署……

真奥「おい、芦屋。大丈夫か?」

芦屋「はい、なんとか……」

真奥「廊下にでたら洗濯機の中に頭突っ込んで気絶していたから何事かと思ったぞ」

芦屋「それがまったく記憶がなくて……しかし今はそれより」

真奥「ああ、身元引き受けを誰に頼むかだな」

芦屋「はい。まずはマグロナルドの店長に頼む手ですが」

真奥「正直あまり迷惑かけたくないんだよな。そうなると……」

真奥&芦屋「…………」

真奥「いや、やはり店長だな」

芦屋「ですね」


芦屋「そういえばこれから佐々木さんと会うんでしたっけ?」

真奥「ああ。なんか相談があるらしい」

芦屋「何処であって何時に帰るんですか?」

真奥「お前は俺の母親か。5時に新宿駅だよ」

芦屋「ならまだ時間がありますね。買い物と床屋に行きましょう」

そして5時……


恵美(昨晩は充実した夜だったわ)

恵美「ん、あれは?」

芦屋「…………」

恵美「こんなところで何してんの、芦屋?」

芦屋「ひぃぃぃ!? エミリア!!」

恵美「遊佐恵美よ。なんかあからさまにあやしいんだけど?」

芦屋(まずい。今魔王さまは佐々木さんとお茶の途中……もしこれがみられたら……)


芦屋「失せろ、勇者エミリア!」

恵美「……だから遊佐恵美って言ってるでしょ」

芦屋「あ、すいません……ってだから見るな! その先を見ては……」

恵美「一体なにを隠して……」


真奥「…………」

千穂「…………」


恵美「」


千穂「やっぱり真奥さんに相談してよかったです」

真奥「それはよかった」

千穂「あの、真奥さん……実は私、真奥さんのことが……」

<ケンゲンセヨワガチカラー

<マテオマエナニヲー

真奥(ん、なんか外が騒がし……)

どがあぁあぁぁぁん!!!


ルシフェル「…………」

オルバ「…………」

ルシフェル「ねえ、地下街が崩壊したんだけど何かした?」

オルバ「私は何も」

ルシフェル「……まあいいけどさ」


…………

千穂「う、う~ん……」

千穂「ここは……?」

恵美「ちっ、起きたわね」

千穂「あなたはこの前のお姉さん? ていうか今舌打ちしましたか?」

恵美「別に……無事でよかったわ」

千穂「全然嬉しそうに見えないんですけど?」


恵美「私たち、完全に閉じ込められてるわ」

千穂「地震でしょうか?」

恵美「……そうね」

千穂(なんで目を逸らすんだろう……)

千穂「あの、お姉さん……」

恵美「遊佐恵美よ。佐々木千穂さん」

千穂「なんで私の名前を?」

恵美「そりゃ知ってるわよ」

恵美「魔王の周りに飛び回る悪い虫のことくらいね」

千穂「…………」


千穂「遊佐さん、真奥さんのなんなんですか?」

恵美「運命の糸で結ばれた者の同士よ」

千穂「運命の糸、ですか。また随分古臭い表現するんですね」

千穂「流行りませんよ、そういうの」

恵美「でも事実よ」

千穂「…………」

恵美「…………」



真奥(空気が重すぎて助けに入りにくい)


救出後……

真奥「まあ、なんにせよ無事でよかったな」

恵美「…………」

千穂「…………」

真奥(なんでこんなに空気重いんだ……)

警官「あれ、もしかして佐々木警部補のお嬢さんですか?」

千穂「え、あ、はい。原宿署の佐々木千一のことなら私の父ですけど……」

警官「やはりそうでしたか。佐々木警部補も近くに来てます。今知らせてきますね」

千穂「はい……真奥さん」

真奥「ああ、わかってる。俺は先に……」

千穂「いえ、待って下さい。紹介しますから」

真奥「え?」

恵美「!」


千穂「いつもお世話になってますからいい機会だと」

真奥「だけどデートの途中で事故とかやましいことがなくても……」

千穂「別に私は嫌じゃありません」


恵美「……ダメよ、そんな事」

千穂「遊佐さんには聞いてませんよ」

恵美「真奥だって困ってるでしょ?」

千穂「そうなんですか、真奥さん?」

真奥「いや、その……」

千穂「ほら、『いや』って言ってるじゃないですか」


恵美「とにかくこの男に関わらないで! これはあなたのためにも言ってるのよ!」

千穂「あなたのため? 私には遊佐さん自身の為にしか聞こえないんですが?」

真奥「ふ、二人ともここは落ち着いて……」

千穂「そんなに私が真奥さんを父に紹介するのが嫌なんですか?」

千穂「うらやましならあなたも同じように自分のお父さんに紹介すればいいじゃないですか」

恵美「!」

パチーン


恵美「はぁ……はぁ……」

千穂「……なんで殴られたか意味がわからないんですが?」ヒリヒリ

真奥「おい、エミリア! なにしてんだよ!」

恵美「……帰る」

真奥「いや、待てよ。まずちーちゃんにだな……」

恵美「帰るって行ってるでしょ! 触らないで!」バシィ

真奥「あ、おい……本当に帰っちまいやがった」

真奥「…………」


翌日……

真奥「なんだよ、朝っぱらから」

恵美「この前借りた千円返しに来たのよ」

真奥「……なんで封筒がピンクでハートのシールで止められてんだ?」

恵美「それしかなかったのよ……上がっていい?」

真奥「……いいけど」


恵美「アルシエルは?」

真奥「別に怪我とかはしてないよ。今は買い物に出てる」

真奥「ちなみに俺みたいに悪魔の姿に戻ってなかったみたいだぜ」

恵美「そう……」

真奥「てっきりそれを聞きに来たと思ったんだが……」

恵美「……ねえ」

恵美「佐々木さんのお父さんには会ったの?」


真奥「……会ってない」

恵美「なんで?」

真奥「お前、ちーちゃん叩いただろ? それで顔腫れて……ちーちゃんが『真奥さんがやったと誤解されたくないからやっぱり帰って』って」

真奥「なんであんな事したんだよ……いや、理由はわからなくもないんだが……」

恵美「…………」

恵美「あんたさ」

恵美「佐々木さんのことどう思ってんの?」


真奥「どう思ってるって……ちーちゃんはバイトの後輩で……」

恵美「そういう事、聞いてるんじゃないの」

恵美「……好きなんじゃないの?」

真奥「待て。なんでそんな話に?」

恵美「だってとっても楽しそうに話していたじゃない」

恵美「少なくとも私と話していた時よりずっと楽しそうだった」

恵美「当然よね。私は勇者であなたは魔王」

恵美「勇者と魔王が仲良くなんてありえないんだから」


真奥「…………」

恵美「…………」

真奥「…………」ナデナデ

恵美「……なんで撫でるの」

真奥「……お前が泣いてるから」ナデナデ

恵美「……優しくしないでよ、魔王のくせに」

恵美「魔王のくせに……魔王のくせに……」ブルブル

真奥「恵美? うわっ!?」ドサッ


恵美「なんで! なんでこんなに胸が苦しいのよ!
胸がいたいのよ!」

恵美「あんたは魔王! 世界の敵! そしてお父さんの敵!」

恵美「なのに……それなのに……」ポロポロ

真奥「恵美……」

ガチャ

芦屋「ただいま戻りました。つい先ほどそこで佐々木さんと……え?」

佐々木「あ」

恵美「…………」

真奥「…………」


千穂「……こんな昼間からなにをしているんですか?」

真奥「あ、芦屋。ちーちゃん。これは違うんだ。その……」アセアセ

千穂「大丈夫です、真奥さん。分かってますから」

千穂「これはどうみたって遊佐さんが無理やり真奥さんを押し倒したとしか見えませんから」

千穂「だから今の質問も遊佐さんにしたんです」

千穂「こんな昼間から何をしているんですか? はやくどいてください。真奥さん困ってますよ?」

恵美「…………」

芦屋(帰りたい。自分の家なのに帰りたい)


恵美「…………」

千穂「何か言ったらどうなんですか? その口は飾りですか?」

恵美「……飾りじゃないわ」

恵美「だからこういう風にも使える」スッ

真奥「え?」

千穂「なっ!?」

チュ


恵美「んっ……ちゅ……」

真奥(な、なんだ? こいつにはなんどか襲われてキスされたが……こんなに深いのは初めて……)

千穂「……汚すな」

千穂「真奥さんを汚すな!」

ドン!!

千穂「はぁ、はぁ……」

恵美「…………」

恵美「……言っとくけど、これが初めてじゃないわよ」

千穂「!?」

恵美「うらやましい? ならあなたもしてみればいいじゃない」

千穂「…………」

ダッ!!


真奥「ちーちゃん!」

恵美「……待って」ガシッ

真奥「ちょ、なんで止めるんだよ!?」

恵美「追わないで……お願い」

真奥「そうもいくか! いいから離せよ!」

恵美「……やっぱり佐々木さんが好きなのね」

真奥「だからまたなんでそういう話に……」

芦屋(はやく買い物したものを冷蔵庫に入れたい……)


千穂「…………」トボトボ

千穂(なんでこんな事になったんだろう)

千穂(少し前までは毎日がとても楽しかったのに……)

千穂「……あの女のせいだ」

千穂「あの女がきたから……真奥さんは……」ギリギリ



???「素晴らしい恨みと絶望だ」


ルシフェル「久しぶりだね、魔王」

オルバ「久しぶりだな、エミリア」

真奥「なっ、轟音を聞いてきてみればちーちゃんがつかまっている!?」

芦屋「ルシフェル、生きていたのか……」

恵美「オルバ……なんで?」

オルバ「最初は裏切るつもりはなかったのだがな」

オルバ「つけられたこの傷の礼はさせて貰うぞ、エミリア!」ゲキオコー


ルシフェル「魔王サタンと勇者エミリア、お前たちは随分とこの女に恨みを買っているみたいだね」

ルシフェル「おかげで僕の力は今、魔王さえ凌駕している」バキューン

芦屋「ぐわっ!?」

真奥「芦屋!」

ルシフェル「次はお前たちだよ」

恵美「こんなに強くなっているなんて……」

真奥「一旦逃げるぞ、恵美!」

シュン!


恵美「こんな人通りの多いところに転移してどうするつもりよ!?」

真奥「安心しろ。ちゃんと考えはある……!」

ルシフェル「転移するくらいの魔力はあったんだね。だけど鬼ごっこする気はないんでね」

真奥「な、もう追いつい……!」

バキューン!

真奥「!」

恵美「え?」


恵美「…………」

真奥「」

恵美「魔王?」

恵美「ねえ、嘘でしょ? ねえ?」

恵美「こんな時に何寝てのよ。目を開けなさいよ」ユサユサ

恵美「ねえ、魔王……魔王!!」

ルシフェル「無駄だよ。心臓を打ち抜いたんだ」

ルシフェル「魔王サタンは死んだ」

恵美「…………」


ルシフェル「さあ、勇者エミリア。次はお前の……」

恵美「……してやる」

ルシフェル「ん?」

恵美「……やる……ろして……こ……してやる」

ルシフェル「何をブツブツ……!?」

ゴオオオオオ!!!!

恵美「殺してやるぅ!!」

ルシフェル(なんだ、この威圧感は! こいつまだこんな力を!?)


恵美「うわあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

ルシフェル「くっ!?」

バシィ! ガキィン! ドーン!!

ルシフェル(なんだよ、なんだよ、これ……前戦った時と段違いじゃないか!?)

ルシフェル(この状態の僕が押されているなんて……)

ルシフェル「オルバ、何をぼーっとしている! お前も手伝え!!」

オルバ「」

ルシフェル(勇者の気迫だけで気絶してる……なんのためにでたんだ、あのハゲは!?)


恵美「よくも、よくも、よくも!!」

ガキィン! ガキィン!

恵美「よくもよくもよくもよくもよくもよくも
よくもよくも!!!」

ルシフェル(障壁が……)

ガキィン! ガキィン! ピシッ!

恵美「うわあああああああ!!!」

ルシフェル(もたない……!)

バキィィィ!!

ルシフェル「あ、ああ……」

恵美「死ねぇぇぇ!!」

ルシフェル「うわああああ!?」


シュン……

恵美「……え?」

ルシフェル「なっ?」

恵美(聖剣が……消えた?)

ルシフェル「くっ……ふん!!」ドン!

恵美「きゅあああ!」

ドーン!

恵美「う……うぅ……」

ルシフェル「はぁ、はぁ……力を一気に使いすぎたみたいだね」

ルシフェル「残念だがガス欠だよ。惜しかったね」


ルシフェル(しかし今のはやばかったなぁ。まじ殺されるかと……ん?)

恵美「はぁ、はぁ……」

ルシフェル「まだ立つのか。だけどそんなボロボロの体でどうする気だい?」

恵美「殺してやる……殺して……」

ルシフェル「最早あるのは復讐心だけか……哀れだね。すぐに楽にしてあげよう」

ルシフェル「だがその前にこいつはもういらないから捨ててこう」ポイッ

佐々木「」

恵美「!」ダッ


ガシッ! バキッ!?

恵美「あああああああ!」

恵美「もっと……ダイエットしときなさいよ……」

ルシフェル「へー助けるんだ。君とそいつ、仲は悪かったみたいだけど?」

恵美「……当たり前でしょ。私は勇者よ」

恵美「確かにこの娘は嫌いだけど、それとこれとは話は別よ」

恵美「それにこの娘は……あいつが大切に思ってた女の子なのよ」

恵美「怪我なんか……させられないじゃない」


ルシフェル「ふぅん、よくわかんないや」

ルシフェル「でももうどうでもいいや。すぐに魔王とアルシエルのところに送ってやるよ」

恵美「…………」

恵美(片足も折れて、力も使い果たした……どう考えても逃げられない)

恵美(なんとか佐々木さんだけでも逃がしたいけど……)

恵美(ごめんなさい……魔王)

ルシフェル「さあ、闇に沈め……勇者エミリア!!」






サタン「お前が沈め」

ドスン!!


ルシフェル「か……かはぁ……」ビクビクッ

サタン「う~ん、久々だから魔力が鈍ってるな~。一撃で終わらすつもりだったんだけどな」

ルシフェル「な、なんで元の姿に……まさかこの辺りの人間の恐怖をお前一人で……」

サタン「まあそういうことだ。とりあえず」

サタン「お前も悪魔大元師なら潔く覚悟きめろ」

ルシフェル「や、やめ……」ガクブル

ドォン!!


ルシフェル「」チーン

サタン「ふぅ、片付いた。片付いた」

恵美「…………」

サタン「おい、何ボーっとしてんだよ。俺だぞ、魔王だぞ?」

恵美「…………」

サタン「心配したか? 大丈夫、今はもうピンピンしてるぜ」

恵美「…………」

サタン「ちーちゃん守ってくれてありがとうよ。足の方は大丈夫か?」

恵美「…………」

サタン「おい、そろそろ何か喋れ……!」

恵美「…………」ダキッ


恵美(暖かい……)

恵美(心臓が動いてる……)ジワ

恵美(生きてる……)ポロポロ

恵美「うっ……うええええええん! ひぐっ! ひくっ! ううう~」

サタン「…………」

サタン「……フッ」ナデナデ


アルバート「おい、こりゃ一体どういう事なんだ?」

アルバート「吐き気我慢しながらようやく来たと思ったらエミリアの奴が号泣していて」

アルバート「しかも魔王にしがみついているという」

エメラダ「そうですね~」

エメラダ「とりあえず入りにくいですし~しばらく様子をみましょう~」

アルバート「……だな」




芦屋(……そろそろ傷治してくれないかなー)


…………

千穂「……真奥さんから聞きました」

恵美「…………」

千穂「いろいろ助けてもらったって」

千穂「ありがとうございました」ペコリ

千穂「だけど真奥さんの事は別ですから」

千穂「私、負けませんから」

恵美「…………」

恵美「私もよ、千穂ちゃん」

…………


…………

恵美「魔王!」

真奥「またお前か……」

恵美「またとはご挨拶ね。仕方ないでしょ? ちゃんと監視しないとあなたたち何するかわからないじゃない」

真奥「この前町を直したので魔力はすっからかんなんだよ。これで何ができるっていうんだよ」

恵美「それでもよ」


恵美「私は勇者なのよ」

恵美「勇者は魔王と運命の糸で結ばれてるの」

恵美「あなたを倒すその日までずっとついていくんだからね」

真奥「……もう好きにしろよ」

恵美「ええ、好きにするわ」


真奥(ここ数日、なんかいろんなことがあったな……)

真奥(ただこんな日も悪くないと思うのはなぜなんだろう?)

恵美「あれ、なんかお客さんが来ているみたいよ?」

真奥「本当だ。それにしてもやけに荷物が多いような……って危ない!」

恵美「階段から足を……魔王!?」

???「きゃあぁぁ!?」

どんがらがっしゃーん


恵美「真奥、大丈夫……!?」

真奥「…………」ブチュー

鈴乃「…………」ブチュー


真奥「す、すまん! 受け止めたはずみで……わざとじゃないんだ!」

鈴乃「…………」ポー

鈴乃(接吻、された……)

鈴乃(これはもうこの世界のしきたりに乗って……結婚するしか)

真奥「お、おい、大丈夫か?」

恵美「…………」ゴゴゴ
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はたらく魔王さま! 文庫 1-8巻セット (電撃文庫) 電撃文庫 MAGAZINE (マガジン) 2013年 05月号 [雑誌] はたらく魔王さま! (8) (電撃文庫) はたらく魔王さま! 7 (電撃文庫) はたらく魔王さま! 6 (電撃文庫) はたらく魔王さま! 5 (電撃文庫 わ 6-5) はたらく魔王さま!〈4〉 (電撃文庫) はたらく魔王さま!〈3〉 (電撃文庫) はたらく魔王さま!〈2〉 (電撃文庫)
ハイスクール(三嶋くろね先生作画)
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